MOFF~Master Of Feather Fishing~
MOFF(フェザーフィッシングの達人)となるために、
基本的な使い方をここでは説明いたします。
まずはしっかりとフェザーフィッシングの特性を理解してください。
【タックル編】
このように、まずはタックルをフェザーフィッシングに特化させた物にしてもらうことが一番の釣果アップの近道です。
特に初心者の方ほどタックル性能でかなり釣果は変わります。
フェザーフィッシング【テクニック編】
まず最初に理解してもらいたいのは、フェザーはただ単に投げて巻くだけでいつでも釣れるとは限らないということです。
ハートデザインのフェザーは種類や重さもかなり細分化しておりますので様々な状況に対応できるようにはしております。
しかしどんなに細分化していてもやはり使い方を間違うと期待した釣果は出ません。
その日、その時の状況に応じた適切なアプローチが出来て初めて爆発的な釣果を出すことができます。
フェザーにはいろんな使い方がありますが、そのどれも状況に応じた使い方が出来て初めて効果を発揮するということをまずはご理解ください。
【重さとリトリーブ速度の関係性】
たとえば0.3gと、1.5gの二つを比較してみましょう。
この二つを同じ速度で引いた場合は当然1.5gの方がレンジが下に(深く)なります。
ということはもし仮に表層をスローに引きたいという場合、1.5gではなく0.3gの方が沈みにくいのでよりスローに引きやすいということが言えます。
逆に、一定以上のレンジをキープしたままある程度速く巻いてきたいという場合には1.5gの方が浮き上がりにくいのでより速く引きやすいです。
このように、重さを上手く使い分けてその時の状況に応じて攻め方をアジャストしてください。
【テンションフォール】
フェザーフィッシングにおいてまず最初にマスターしてほしいのがテンションフォールです。
投げてフェザーが着水した瞬間、すぐにラインテンションを張ってそのままリールを一切巻かずにロッドも動かさずただただゆっくり落としていくという釣り方です。
管理釣り場の魚は上から落ちてくるフェザーに対してかなり反応しますので活性の良いときなどはひたすらこれだけで釣れ続けることもあります。
ただこのときに注意してもらいたいのが、この落としていくときにラインをよく見ながら落としていくことです。
というのもフェザーフィッシング時の魚のアタリはかなり繊細なので、いくら高感度のタックルを使っていたとしても手元にまでアタリが来ないというようなことも多々あります。
それらの繊細なアタリは全てラインの動きによって取っていかなければならないのです。
ラインの動き方には様々ありますが、代表的なのはラインがピン!と張ったり、逆に大きく弛んだりすることです。
そのようにラインが不自然に動いたときはすかさずアワセを入れてやらないとなかなか釣れないことも多いのです。
ラインのアタリを全て取っていくには少し慣れが必要ではありますが、このラインの微妙な動きを見極める練習をする際にもテンションフォールはかなり向いています。
テンションフォール中はロッドも動かさないしリールも巻かないのでラインが一切ブレることがありません。
ですのでラインの動きもかなり分かりやすいのです。
ラインの動き方を研究するという意味でもまずはこのテンションフォールを極めてみてください。
ある程度落としたらトゥイッチなどで一度フワッとリフトさせてからもう一度テンションフォールをするということも出来ます。
どのタイミングでどれぐらいのリフトをさせるのか、ということも重要です。
簡単なようで実は奥が深いのもこのテンションフォールですのでまずはしっかりとマスターしてください。
※水深の浅い釣り場の場合はライトウイングや0.5g以下のなるべく軽いフェザーの方がやりやすいと思います。
【巻き下げ】
先ほどのテンションフォールは一切巻くことなくただひたすら落としていくだけでしたが、巻き下げというのは少しずつリールを巻きながら落としていく方法です。
キャストして着水後、すぐにラインテンションを張るところまではテンションフォールと同じです。
そしてその後少しずつリールを巻きながら斜めに落としていくようなイメージです。
このときのリーリングの速度を変えることによって斜めに落とす角度を変えていくことができます。
そしてやはりこれもラインの動きをしっかりと見ながら落としていく必要がありますので、巻くときにはラインがあまりブレないように一定の巻き速度をキープすることが重要です。
後は使うフェザーの重さによってもかなりフォール角が変わってきますのでそのあたりも意識しながら巻きの入れ具合を調整していく必要があります。
たとえば0.5gと1.5gでは0.5gの方がゆっくりとフォールしていくので、水深の浅い場所では軽いフェザーの方がやりやすいです。
テンションフォール同様にトゥイッチとの複合技も有効なのでいろいろと試してみてください。
巻き下げはテンションフォール以上に多様性のある釣り方とも言えますのでこれもしっかりとマスターしてください。
【フィンガーノック】
ロッドを持っている方の人差し指でロッドを叩きながら巻いてくる方法です。
タダ巻きではなかなか反応しないようなときにかなり有効です。
ロッドを軽く叩くだけでもフェザーがユラユラと動いてくれますのでリアクションバイトを狙うことができます。
一定速度で巻いてきながらさらにアクションを加えたいというようなときにはフィンガーノックを試してください。
ちなみに流れのあるエリアではアップクロス(上流側)に投げるのか、ダウンクロス(下流側)に投げるのかでノックしたときのアクションの大きさが変わります。
アップクロスの方がアクションが出にくいのでやや大きめにノックしてください。
フィンガーノックはフェザーフィッシング独自の釣り方として命名した釣法ですが、ハマったときの爆発力は凄まじいので是非マスターしてください。
他にもいろいろと細かいことを言い出すとキリがないですが、フェザー初心者の方にはまずはこういったことを理解した上でフェザーフィッシングを少しずつ極めていってもらえたらと思います。